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お知らせ

沖永良部島における広報活動(3)

沖永良部島における広報活動(3)

                                                              鹿児島公証人合同役場
公証人 石原吉廣

 平成30年度に引き続き、本年4月10日、鹿児島県沖永良部島にある知名町において広報活動を実施したので、その状況を報告します。

 

第1.準備段階

 1 平成31年2月、知名町総務課から、「平成30年度に引き続き、平成31年度も法務局による派遣登記所開設に合わせて、公証人による、広報・相談開設を実施するのであれば、町広報誌『広報ちな』の行事予定欄に記載して町民に広報するので実施の有無等について回答願いたい。」旨の電話連絡があったので、実施について回答し、鹿児島地方法務局の沖永良部島における派遣登記所開設に合わせて公証人による広報活動を実施した。
 なお、鹿児島公証人合同役場における本職の業務の関係で、今回の前記広報活動は、知名町のみで実施することとした。

 

 2 平成31年3月18日付けで、九州公証人会会長及び鹿児島公証人会会長名で、鹿児島地方法務局長、鹿児島県司法書士会会長及び鹿児島行政書士会会長宛てに『離島における公証業務の広報活動についての協力依頼について』と題する文書を発出するとともに、同月19日付けで、鹿児島県における離島広報活動の事務局を担っている名瀬公証人役場公証人宮平進による知名町長宛ての『「公証人による遺言等相談会」開催の広報等について(依頼)』と題する文書を発出し、各組織に協力を要請した。

 

 3 更に本職は、4月9日、知名町役場に電話をし、翌10日に公証業務の無料相談会を開催することになったので、会場の確保・借用方、町広報誌・防災無線放送による町民に対する無料相談会開催の事前広報の実施方を再度依頼した。

 

第2. 相談会開催状況

 4月10日午後3時から午後4時30分まで実施し、一組の相談者の相談に応じた。来所者は、知名町の職員2名で、その相談内容は、公正証書遺言以外にも遺言の作成方法があれば知りたいというものであったことから、自筆証書遺言の作成方法を教示した。
    なお、同人等の説明によると、同人等が担当あるいは関係する町民の中には公正証書遺言の作成を希望する者が散見されるとのことであった。

  


第3. 関連事項

1 公証証書の作成について

 3月上旬ころ、本職による今回の相談会実施を知った沖永良部島居住者(医療関係者)から、「入院患者の中に、公正証書遺言の作成を希望している者がいるので作成をお願いしたい。」旨の電話による依頼を受け、作成のための事前準備を行っていたが、今回の広報活動に併せた公正証書遺言の作成には至らなかった。 

 

       

 2 その他

 今回相談会は、公証人1名、書記1名の合計3名を派遣して実施した。
相談会実施時の会場及びその周辺における町当局(担当部署・総務課)による広報状況は、掲載写真のとおりである。

 



                    

以 上